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雨に濡れると抜け毛が増えたりはげるって本当?

「雨に濡れるとはげるぞ!」

思い起こせば中学生くらいのとき、友人と雨の中を傘もささずに
歩いていると、通りすがりのおじさんにそんなことを言われたことがあります。

皆さんも一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

そんな、ある意味、都市伝説のように語りつがれてきた「雨と抜け毛」の関係。
本当のところは一体どうなのでしょうか?


雨に濡れる=はげる、というのは、一時期騒がれた「酸性雨」に関係しています。
確かに、酸性雨で山の木々や草木が枯れ果てた写真など良く見かけますね。

酸性雨で枯れた木々

酸性雨は大気汚染によって起こります。もちろん、海外だけでなく日本でも日々降っています。


酸性雨の起こる原因



酸性雨が発生する原因は、工場や自動車から排出される大気汚染物質や、
火山活動により生じる硫黄酸化物 (SOx) や窒素酸化物 (NOx) が、大気中の
水や酸素と反応し、通常よりも強い酸性の雨になるということです。


酸性雨の値にはpH(ペーハー)が使われており、酸性度が強いほどpHは低くなります。
現在のところ、基準値はpH5,6が目安とされており、この値を下回ると被害が起きやすいとされています。

ちなみに雨は降り始めがより酸性が強くなります。




酸性雨が髪の毛に及ぼす影響



酸性雨と聞くと、なにかを溶かしてしまいそうなイメージがあり
なんだかこわいと思われている方も多いと思います。
もちろん髪の毛にも良くないんじゃないかと・・・。


実は、私たち人間の肌は弱酸性でpH4.5~6くらいだと言われています。
よくスキンケア商品のテレビコマーシャルで、「お肌に優しい弱酸性です」
というような宣伝文句を聞きますよね。

酸性というのは言い換えれば殺菌作用が働いている状態のことです。
デリケートな肌を外部から守るために、弱酸性に保たれているのですね。


ということから考えると、もちろん頭皮も弱酸性なのですから、
少々強めの酸性雨に当たったからといって、すぐにはげるとか
抜け毛が増えるということの原因にはなりません。

つまり必ずしも、酸性≠悪ではないということですね。


ただ、ハゲにならずとも、酸性雨自体は人体に多かれ少なかれ良い影響を
与えるわけではありません。長時間、酸性雨に打たれていれば髪の毛が
緑色に変色したり、目や喉、鼻などを刺激することもあります。


また、間接的な問題として、金属を溶かした酸性雨が川や海に流れ出して
飲料水に混ざれば、アルミニウム等の化学物質が私達の体の中に入ることになり、
アルツハイマー病などの原因にもなりかねません。


つまり、酸性雨だからといって極端に心配する必要はありませんが、
なるべく直接あたらないようにするというのが賢明ですね。

また、酸性雨に限らず、雨に濡れた状態のまま髪の毛を長時間ほっておくと、
雑菌がわいたりすることも考えられますので、雨に濡れたらすぐにシャワーを
浴びて髪の毛を乾かしましょう。
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